川西市で開催されたこども支援学講座に参加してきました。

今回は第2回目、前回のおさらいをしながら

「子どもの権利条約」から見えてくる子ども観を探る

ということをテーマにして

吉永省三先生のお話しを伺いました。

子どもの4つの権利

「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」

この4つの権利の全面的主体としての子どもとは?

何をもって全面的主体とするのかを考える時に依存と協働の関係性から子どもを見ていくと

与えられるだけでなく、能動的な行動の権利を持っている子どもが権利の主体となり

そのことの前提として子どもの参加する権利がとても重要になってきます。

 

あらためて、ヤヌシュ・コルチャックの子ども観にも触れられていきます。

コルチャック先生で知られている方ですが、子どもの権利条約の考え方に影響を及ぼした人物です。

コルチャックは、現実態としての子どもを大切にしています。

(対立に置かれるのは、可能態としての子ども・・・将来どんな人間になるのかという価値観の中の視点に置かれる子ども)

「子どもは未来に生きる存在ではなく、今、今日、現在に生きる存在です。」

「子どもはだんだんと人間になっていくのではなく、すでに人間です。」

というコルチャックの言葉は胸に染みます。

 

今の子どもたちに何ができるのか?私もその視点を大切にしたいし、今を生きる子どもたちに届く政策を進めたいとも思っています。

 

講座はさらに、近代の学校制度、新教育制度における子ども観へと展開していきます。

その中では、

こどもはもともと非社会的なのか社会的なのかという考え方の違いで

教育の中での子どもの捉え方も変わってくるというもの。

20世紀の教育学にまつわる色々な考え方を1つずつ子どもを主体にしたときの見方として整理していき、

こどもを中心にした時でさえもその先にある考え方は

優性思想に偏っていたりすることもあるのだということに気付いたり

子どもの発達は適応(社会化)なのか情動(個性化)なのか?という基本部分にも

子どもの権利が関わってくることをあらためて

結びつけてもらったりして

聞いていて本当に面白いお話しでした。

 

現実態の子どもには

未成熟の権利があり(現実態の子どもの固有性)

失敗する権利があり(社会的関係)

生きる・育つ、守られる、参加する権利があるということ

(成長の中にある、つながりの中にある)

 

権利と人権についてももう少し知りたいなと思いつつ講座は終了。

次回は8月、コルチャック先生のビデオを見る予定です。

楽しみ…。